【投資トレーニング通信⑥:転載】ラインを学ぶ:『押し目買い』『戻り売り』の適切なエントリータイミングは?

お世話になっております。

トレンドラインProサポートです。

先日、インフォトップ様よりオファーをいただき、
【投資トレーニング通信】というメルマガを発行させていただきました。

折角ですので、こちらにも同じ記事を転載したいと思います。

▼以下、メール内容となります。▼▼▼

PR欄:

世界中のトレーダーの多くが重視している『ライン』。

もし、自分のチャートに、
世界中のトレーダーが意識する『ライン』と同じものが現れたら、
あなたのトレードも変わると思いませんか??

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『ライントレード』を強力にアシストする、MT4(FX・CFD)対応インジケーター。

『トレンドラインPro』: http://trendline-pro.jp

本文:

改めまして。

Mr.インジケーターと申します。

この度は、インフォトップ様より
“投資トレーニング通信”のオファーをいただき、
ありがたく原稿を書かせていただく事となりました。

初心者の方に向けた、
トレードに役立つ情報をと求められておりますので、
より具体的に役立つ情報を濃縮してお届けしたいと思います。

引き続き、以下の全8回を予定してお送りさせていただきます。

① 原理原則を学ぶ:『テクニカルトレード』で最も意識すべきはどこ?
② 原理原則を学ぶ:『トレンドの定義』と『転換シグナル』の重要性について。
③ 原理原則を学ぶ:意識すべき4つの本質的な要素について。
④ ラインを学ぶ:『ライン』を使ったトレードはなぜ有効性が高いのか?
⑤ ラインを学ぶ:『サポートライン』『レジスタンスライン』『トレンドライン』とは?
⑥ ラインを学ぶ:『押し目買い』『戻り売り』の適切なエントリータイミングは?
⑦ ラインを学ぶ:『ライントレード』実践の基本的な考え方。
⑧ ラインを学ぶ:エントリーと決済に関する基本的な考え方。

『ライントレード』の本質というものは、こちらに全て詰め込んでおりますので、
ぜひ、順を追ってお目通しいただければ幸いです。

早速ですが、本題に入らせていただきます。

⑥ ラインを学ぶ:『押し目買い』『戻り売り』の適切なエントリータイミングは?
ライントレードにおいて、典型的なトレード手法として、
『押し目買い』や『戻り売り』といったものがあります。

主なトレンドの方向性には逆らわないで、
調整のトレンドには逆張りする手法です。

こうしたザックリした知識を持っているものの、
適切なエントリータイミングをご存知ない方が多い様で、
何度か質問を受けた事がございます。

今回は、そうした方に向けてのお話をさせていただきます。

さて、『押し目買い』『戻り売り』のご説明の前に、
まずは『トレンドライン』のおさらいからです。

上昇トレンド: http://trendline-pro.jp/image/g08.jpg

上昇トレンドラインは、
切り上がる2点の下値を結んだ右肩上がりの『ライン』

そこに3点目が抵抗を受けて『トレンドライン』は完成となります。

下降トレンド: http://trendline-pro.jp/image/g09.jpg

下降トレンドラインは、
切り下がる2点の上値を結んだ右肩下がりの『ライン』

そこに3点目が抵抗を受けて『トレンドライン』は完成となります。
トレンドの概念として、
動き始めたトレンドはしばらく継続するとありますが、
『トレンドライン』により決定(3接点)されたトレンドは、
一定の速度を持って傾き(角度)も継続する傾向にあります。

つまり、『トレンドライン』は確定される事で、
トレンドの『押し目買い』『戻り売り』ポイントや、
『トレンドライン』のブレイクによる
トレンド転換の時期も示してくれるのです。

そこで、本題なのですが、
どのタイミングで、『押し目買い』『戻り売り』の
エントリーを行えば良いのでしょうか?

『トレンドライン』に3度目に接した瞬間に
エントリーすれば良いのでしょうか?

反発しなかったら大変ですね。

では、反発するとの判断は、
どこですれば良いのでしょうか?

その答えは、『トレンドの定義』が崩れた判断基準とされる
『転換シグナル』に隠されています。

下図を使って説明しましょう。

まずは、下降トレンドの中の『戻り売り』のタイミングの説明です。

http://trendline-pro.jp/image/g09.jpg

上図の、下降トレンドの説明にある
4~5の小さな上げトレンドに『転換シグナル』が出たら、
『戻り売り』タイミングとして、
5からの小さな下降トレンド乗るタイミングとなります。

http://trendline-pro.jp/image/g04.jpg

上図は、上げトレンドの『転換シグナル』として、
買いの決済や、売りのタイミングとなります。

4~5の上げ調整トレンドに、
この『転換シグナル』が出たら『戻り売り』タイミングです。

左図:高値更新せず安値更新

CがAの高値を越えられない場合、
Bの安値を下回ったら上げトレンドの『転換シグナル』とします。

右図:高値更新したが安値更新

CがAの高値を超えている場合、
DがBを超えただけの①と、
EがCの高値を越えずにDの安値を下回る②の二通り見方がありますが、
②を下回った時点で上げトレンドの『転換シグナル』確定とする見方が多いです。

続いて、
逆に上昇トレンドの中の『押し目買い』のタイミングを説明します。

http://trendline-pro.jp/image/g08.jpg

上図の、上昇トレンドの説明にある
4~5の小さな下げトレンドに『転換シグナル』が出たら、
『押し目買い』タイミングとして、
5から6への上昇トレンド乗るタイミングとなります。

http://trendline-pro.jp/image/g05.jpg

上図は、下げトレンドの『転換シグナル』として、
売りの決済や、買いのタイミングとなります。

4~5の下げ調整トレンドに、
この『転換シグナル』が出たら『押し目買い』タイミングです。

左図:安値更新せず高値更新

CがAの安値を越えられない場合、
Bの高値値を上回ったら下げトレンドの『転換シグナル』とします。

右図:安値更新したが高値更新

CがAの安値を超えている場合、
DがBを超えただけの①と、
EがCの安値を越えずにDの高値を上回る②の二通り見方がありますが、
②を上回った時点で下げトレンドの『転換シグナル』確定とする見方が多いです。

実際のチャートでも、例を上げてご説明いたします。

http://trendline-pro.jp/saishin/wp-content/uploads/2014/10/%E6%8A%BC%E3%81%97%E7%9B%AE02-1024×576.png

上記の画像では、
①と②を基準とした赤い右肩上がりの『トレンドライン』を引いており、
そこに③が『トレンドライン』の抵抗を受けて、上げています。

下図は、上図の一部を拡大したものです。

http://trendline-pro.jp/saishin/wp-content/uploads/2014/10/%E6%8A%BC%E3%81%97%E7%9B%AE.png

分かりやすい様に、青い右肩下がりの『トレンドライン』と、
基準となる黄色の『レジスタンスライン』を引いております。

こちらに、上昇トレンドの『押し目買い』の基準となる
『転換シグナル』があるのがお分かりでしょうか。

上図に引かれた黄色い『レジスタンスライン』は、
『転換シグナル』の説明図にある、
左図のBに引かれた『レジスタンスライン』とも、
右図のDに引かれた『レジスタンスライン』ともいえます。

つまり、黄色い『レジスタンスライン』を上抜けたタイミングこそが、
『転換シグナル』発生のタイミングであり、
『押し目買い』として正しいエントリーのタイミングといえるのです。

世界中のトレーダーの多くは、
こちらの基準を主な判断基準としていますので、
この基準に注目する事で、
綺麗に『押し目買い』『戻り売り』のエントリータイミングを掴む事が可能です。

ちなみに、『押し目買い』ポイント以降の、
上げタイミングである赤矢印①の上昇に比べて、
下げタイミングである次の青矢印の下降に勢いが無いために、
次の上げタイミングである赤矢印②の上げに勢いが見られます。

こうした値動き自体にも、
潜在的な方向感の強さが隠れていますので意識してみてください。

以上が、『押し目買い』『戻り売り』のタイミングのご説明でした。

仕組みが分かってしまうと、
思ったよりずっと簡単なルールだと思われるはずです。

よく理解出来ない方は、どこが分かりづらいかをご質問いただければ、
改めて、その点に関して解説などをさせていただきます。

お気軽にお問い合わせ下さい。

次回は、
ライントレード実践の基本的な考え方に関して、
ご説明をさせていただきます。

では、次回でまたお会いしましょう。

失礼いたします。

Mr.インジケーター