【投資トレーニング通信③:転載】原理原則を学ぶ:意識すべき4つの本質的な要素について。

お世話になっております。

トレンドラインProサポートです。

先日、インフォトップ様よりオファーをいただき、
【投資トレーニング通信】というメルマガを発行させていただきました。

折角ですので、こちらにも同じ記事を転載したいと思います。

▼以下、メール内容となります。▼▼▼

PR欄:

世界中のトレーダーの多くが重視している『ライン』。

もし、自分のチャートに、
世界中のトレーダーが意識する『ライン』と同じものが現れたら、
あなたのトレードも変わると思いませんか??

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『サポートライン』『レジスタンスライン』『トレンドライン』を“自動描画”し、
『ライントレード』を強力にアシストする、MT4(FX・CFD)対応インジケーター。

『トレンドラインPro』: http://trendline-pro.jp

本文:

改めまして。

Mr.インジケーターと申します。

この度は、インフォトップ様より
“投資トレーニング通信”のオファーをいただき、
ありがたく原稿を書かせていただく事となりました。

初心者の方に向けた、
トレードに役立つ情報をと求められておりますので、
より具体的に役立つ情報を濃縮してお届けしたいと思います。

引き続き、以下の全8回を予定してお送りさせていただきます。

① 原理原則を学ぶ:『テクニカルトレード』で最も意識すべきはどこ?
② 原理原則を学ぶ:『トレンドの定義』と『転換シグナル』の重要性について。
③ 原理原則を学ぶ:意識すべき4つの本質的な要素について。
④ ラインを学ぶ:『ライン』を使ったトレードはなぜ有効性が高いのか?
⑤ ラインを学ぶ:『サポートライン』『レジスタンスライン』『トレンドライン』とは?
⑥ ラインを学ぶ:『押し目買い』『戻り売り』の適切なエントリータイミングは?
⑦ ラインを学ぶ:『ライントレード』実践の基本的な考え方。
⑧ ラインを学ぶ:エントリーと決済に関する基本的な考え方。

『ライントレード』の本質というものは、こちらに全て詰め込んでおりますので、
ぜひ、順を追ってお目通しいただければ幸いです。

早速ですが、本題に入らせていただきます。

③ 原理原則を学ぶ:意識すべき4つの本質的な要素について。

前回は、『トレンドの定義』と『転換シグナル』のご説明を致しました。

こちらをベースとしたチャートの読み方をする事で、
世界中のトレーダーと同じ視点を持って、
“多数決”の判断に沿った大きな流れを掴む第一歩を踏み出したといえます。

今回は、それらをベースとする上で、
精度の高いトレードを行う為に必要な“フィルター”となる、
意識をすべき本質的な要素についてお伝えしていこうと思います。

実践する上で、非常に大切な判断材料となりますので、
しっかりと意識をしてトレードに望んで下さい。

◆要素1 値動きを意識する。

相場の“値動き”ですが、
これは常に直線的に動くものではなく、
ジグザグと、“山”と“谷”を形成しながら動くものです。

需要と供給のバランスが保たれている場所を求めて、
常に上下を試し続けているのです。

上を試して、上げ止まったら次は下を試して、
下げ止まったらまた上を試す、
という“値動き”のタイミングが繰り返されています。

前回では、そうして出来た“山”と“谷”の位置関係により、
『トレンドの定義』が定められているとお伝えしましたが、
今回は、もう少し細かいお話です。

値動きの上下ですが、
需要と供給のバランスが片方に寄った時、
方向性に沿った値動きは比較的に角度が“鋭角”
方向性に沿わない値動きは角度が“鈍角”
となりやすい傾向にあるのです。

つまり、上下運動の“値動き”自体からは、
相場の方向性や潜在的な勢いまでが読み取れるという事です。

これは、エントリーする際には、非常に重要な判断材料となります。

トレンドに追随する際(押し目買い・戻り売り)には、
“調整トレンド”に勢いがあるか無いかを、
全体からする角度やもみ合い具合から読み取り、
“調整トレンド”に対する逆張りエントリーをすべきか否かの
判断基準とすることができます。

http://trendline-pro.jp/image/yousoim-01.jpg

こちらの図だと、上げトレンド中の動きとして、
“調整トレンド”を②として見て下さい。

端的に言えば、
下げを試すタイミングで下げ切らないなら、
次の上げでは勢いよく上げやすく、
上げを試すタイミングで上げ切らないなら、
次の下げでは勢いよく下げやすい
と、いうことになります。

また、トレンドの勢いが一段落してくると、トレンドが反転する前の予兆として、
片方に寄っていた“鋭角”さや“鈍角”さが失われてくることが多く、
ひとつの転換前サインとして意識しておくと良いかと思います。

http://trendline-pro.jp/image/yousoim-01.jpg

上図でいうと、値動きの上下具合が、
勢いの強いトレンド発生時には、左の様な上げ方をしておりますが、
そうしたトレンドも勢いが無くなるにつれて、右の様な上げ方に変化して、
後に、トレンド転換シグナルの発生といった推移は少なくありません。

◆要素2 パターンやサイクル( 周期 )を意識する。

まず、丸い地球を想像してみてください。

地球が太陽を中心に1周公転すれば1年として“季節”が一巡、
地球が1周自転すれば1日として“昼夜”が一巡。

太陽が当たっている場所と当たらない場所が常に移動し、
それに合わせて人々の生活が変化しています。

相場は人が作っているからこそ、その影響は大きく、
それらは値動きにパターンやサイクルを作り出しています。

その影響として、FXだと、
取引する通貨ペアの2通貨の使用国が、太陽が当たっている時間帯、
つまり、市場が開いている時間帯が活発化しやすいといえます。

そして、最も取引量の多いロンドン市場、
続いて取引量の多いニューヨーク市場が開いている時間帯に、
ボラティリティ(価格変動)が高くなりやすいという影響もあります。

東京市場:
市場規模が小さめであり、凪が多い。午前の仲値上げは意識されやすい。

ロンドン市場:
市場規模としては最大で、活性化することが多くトレンド発生や転換が起こりやすい。

ニューヨーク市場:
指標発表や要人発言により振らされることが多く、トレンド継続や転換が起こりやすい。

上記に、1年や1日といったサイクルがあるとの話をしましたが、
1週間というサイクルも重視すると良いでしょう。

1週間の内、月曜日から金曜日まで連続して5日間が取引可能で、
土曜日と日曜日の連続して2日間は取引不可能です。

その影響として、月曜日は週の入りで様子見が多くて、
金曜日はポジション整理を含んだ動きとなりやすく、
火曜日から木曜日にボラティリティが高くなりやすいといえます。

デイトレードである場合、何曜日であるかを意識し、
取引通貨ペアのボラティリティが高くなりやすい時間帯を意識することで、
騙しが少なく値幅を取りやすいエントリーの絞り込む要素として考えて良いでしょう。

◆要素3 キリの良い数字を意識する。

レートでのキリが良い数字は“心理的節目”として意識されやすく、
ダブルゼロの抵抗などと呼ばれております。

主に株や日経225先物で強く効きやすく、
FXにおいても特にメジャーカレンシー(主要通貨)の通貨ペアでは、
キリの良い数字での抵抗は弱くはないので意識しておく必要はあります。

たくさんある時間足のどこを見ても、
キリの良い数字のレート自体は、変わりない基準であるため、
世界中のトレーダーの多くの意識が集まりやすいといえます。

『サポート』や『レジスタンス』と同じ、抵抗として見て頂ければ良いです。

◆要素4 大きい時間足を意識する。

近年のように、
多くの時間足で簡易にリアルタイムチャートが表示できる様になるまでは、
『ダウ理論』にもある通り、主に“日足”を中心にチャート分析が行われていました。

最近では、スキャルピングと呼ばれる超短期売買も好まれていますが、
テクニカル分析を行う上で、何を判断基準にトレードを行うにしても、
その基準が短い時間で変化してしまうならば、
あまりそこに世界中のトレーダーの意識が集まりやすいとはいえません。

逆に、トレードをすべき変化の前兆が、
長い時間そこに示されていればいるほどに、
それだけそこに多くの意識が集まりやすく、
それはしっかりとした動きに結びつきやすいといえます。

トレードの安定性を上げる要素として考えると、
比較的に大きな時間足を基準とした方が、
“多数決”を意識したトレードとして、有効性は高くなりやすいといえます。

以上が、トレードする際に重要な意識すべきポイントのご説明でした。

今回の内容は、前回ご説明をした、
『トレンドの定義』と『転換シグナル』を使った考えをベースに、
フィルターとなる要素になります。

ぜひ、合わせて意識していただければ幸いです。

次回は、今までにお伝えした原理原則を踏まえた上で、
ラインを使ったトレードはなぜ有効性が高いのか?についてご説明いたします。

では、次回でまたお会いしましょう。

失礼いたします。

Mr.インジケーター