お答えします!トレンドラインを使った押し目買い・戻り売りのエントリーポイントはどこ?

Mr.インジケーターです。

さて、今回は、トレンドラインを使った押し目買いや戻り売りの、エントリータイミングが分からないとのご質問をいただきましたのでお答え致します。

メインページの方でも、文字にてご説明は行っているものの、やはり、図を交えての詳細な説明が欲しいとの事です。

こうしたご質問などは、随時お受けしておりますので、お気軽にメールにてご連絡くださいね^^

さて、押し目買い・戻り売りのご説明の前に、まずはトレンドラインのおさらいからです。

 

『トレンドライン』の引き方は単純で、上昇トレンドラインは、切り上がる2点の下値を結んだ右肩上がりの『ライン』、下降トレンドラインは、切り下がる2点の上値を結んだ右肩下がりの『ライン』であり、そこに3点目が抵抗を受けて『トレンドライン』の完成とするものです。

トレンドの概念として、動き始めたトレンドはしばらく継続するとありますが、『トレンドライン』により決定(3接点)されたトレンドは、一定の速度を持って傾き(角度)も継続する傾向にあります。

つまり、トレンドラインは確定される事で、トレンドの押し目買い・戻り売りポイントや、トレンドラインのブレイクによるトレンド転換の時期も示してくれるのです。

 

そこで、本題なのですが、どのタイミングで、押し目買いや戻り売りのエントリーを行えば良いのでしょうか?

トレンドラインに3度目に接した瞬間にエントリーすれば良いのでしょうか?

それで、反発しなかったら大変です。

では、反発するとの判断は、どこですれば良いのでしょうか?

その答えは、『トレンドの定義』が崩れた判断基準とされる『転換シグナル』に隠されています。

 

下図を使って説明しましょう。

まずは、下降トレンドの中の戻り売りのタイミングの説明です。

g09
上図の、下降トレンドの説明にある4~5の小さな上げトレンドに『転換シグナル』が出たら、戻り売りタイミングとして、5からの小さな下降トレンド乗るタイミングとなります。

 

g04
上図は、上げトレンドの『転換シグナル』として、買いの決済や、売りのタイミングとなります。
4~5の上げ調整トレンドに、この『転換シグナル』が出たら戻り売りタイミングです。

左図:高値更新せず安値更新
CがAの高値を越えられない場合、Bの安値を下回ったら上げトレンドの『転換シグナル』とします。

右図:高値更新したが安値更新
CがAの高値を超えている場合、DがBを超えただけの①と、EがCの高値を越えずにDの安値を下回る②の二通り見方があるが、②を下回った時点で上げトレンドの『転換シグナル』確定とする見方が多いです。

 

続いて、逆に上昇トレンドの中の押し目買いのタイミングを説明します。

g08
上図の、上昇トレンドの説明にある4~5の小さな下げトレンドに『転換シグナル』が出たら、押し目買いタイミングとして、5から6への上昇トレンド乗るタイミングとなります。

 

g05
上図は、下げトレンドの『転換シグナル』として、売りの決済や、買いのタイミングとなります。
4~5の下げ調整トレンドに、この『転換シグナル』が出たら押し目買いタイミングです。

左図:安値更新せず高値更新
CがAの安値を越えられない場合、Bの高値値を上回ったら下げトレンドの『転換シグナル』とします。

右図:安値更新したが高値更新
CがAの安値を超えている場合、DがBを超えただけの①と、EがCの安値を越えずにDの高値を上回る②の二通り見方があるが、②を上回った時点で下げトレンドの『転換シグナル』確定とする見方が多いです。

 

実際のチャートでも、例を上げてご説明いたします。

押し目02
上記の画像では、①と②を基準とした赤い右肩上がりのトレンドラインを引いており、そこに③がトレンドラインの抵抗を受けて、上げています。

分かりやすい様に、青い右肩下がりのトレンドラインと、基準となる黄色のレジスタンスラインを引いております。

 

下図は、上図の一部を拡大したものです。

押し目
こちらに、上昇トレンドの押し目買いの基準となる『転換シグナル』があるのがお分かりでしょうか。

上図に引かれた黄色いレジスタンスラインは、『転換シグナル』の説明図にある、左図のBに引かれたレジスタンスラインとも、右図のDに引かれたレジスタンスラインともいえます。

つまり、黄色いレジスタンスラインを上抜けたタイミングこそが、『転換シグナル』発生のタイミングであり、押し目買いとして正しいエントリーのタイミングといえるのです。

 

世界中のトレーダーの多くは、こちらの基準を主な判断基準としていますので、この基準に注目する事で、綺麗に押し目買い・戻り売りのエントリータイミングを掴む事が可能です。

ちなみに、押し目買いポイント以降の、上げタイミングである赤矢印①の上昇に比べて、下げタイミングである次の青矢印の下降に勢いが無いために、次の上げタイミングである赤矢印②の上げに勢いが見られます。

こうした値動き自体にも、潜在的な方向感の強さが隠れていますので意識してみてください。

以上が、押し目買い・戻り売りのタイミングのご説明でした。

 

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