Mr.インジケーターです。
こちらでは、皆様からいただいたご質問に対して、順次、お答えしていくコーナーとして始めてみようと思います。
こちらを見られた方で、ぜひ聞いてみたいという事がありましたら、ぜひ、お気軽にメールにてお知らせください。
今回は、よくある質問なのですが、ライントレードで使用するラインは、ロウソクのヒゲを含めて引きますか?含めずに引きますか?にお答えいたします。
結論から言いますと、ラインはヒゲを含めて引くべきだと言えます。
ヒゲの先端は、高値と安値を示しており、胴体部分は、始値と終値を示しておりますが、なぜ、ラインを引く際に、高値と安値を無視するべきか、無視しないべきかという話が出るのでしょう。
その1つに、恐らく、ダウ理論を提唱したダウ氏の言う、日足の終値を重視していた事と関係があるのではないでしょうか。
ダウ氏が提唱した終値重視は、前提として、その頃の市場が日中の限られた取引時間であり、日足というものの重要性が強かった事があります。
その上で、ザラ場の値動きはブレるので、惑わされない為に終値重視としておりました。
しかし、今ではFXが、24時間取引が出来る事が当然であり、225先物に至っても、以前は前場と後場だけだったものに、夕場が登場し、ナイトセッションが登場し、CMEなどを含めると、こちらもほぼ24時間取引可能な商品となっています。
FXでは、ロウソクの胴体部分である始値と終値が、日足の24時間の中で何時に基準があるかご存知ですか?
実は、証券会社により異なるもので、各々どこを使っているかによりロウソク足の胴体部分に違いが生じてしまうものなのです。
そういった時間の違いは、4時間足の始値や終値にも影響しています。
さらに、昨今のチャートでは、小さい時間足や分足までがリアルタイムで自動描画されておりますので、各々が使っている時間足が異なる事が当たり前の環境となっています。
そうした意味合いでも、時間足が異なれば、それぞれの時間足の始値や終値を基準とすることになってしまうのです。
もう、お分かりですね?
異なる時間足を同じ尺度として比べると、当然、小さい時間足の方がヒゲとされる部分は短く認識されます。
それだけ基準が異なる要素を判断材料とするという事は、多数決が本質であり、それを読み取る目的を持つライントレードにおいて致命的です。
より大多数が判断する基準がどこにあるかを客観的に意識する必要がありますので、どの時間足でも同じ基準でラインを引くためには、ヒゲを含めてラインを引く必要性があるのです。
ヒゲを含めるとか、含めないとか、状況によって ” 主観的 ” な判断を入れる事自体も、多数決の判断を読み取るのを邪魔する要素になりえます。
これはどこかで聞いた話なので確かな情報ではありませんが、ヒゲを含める、含めないは、ヒゲを意識したくなる日本人が使う『ロウソク足』の形状に要因があるもので、『カギ足』を使う他国では、ヒゲ云々の話すら無いそうです。
つまり、ヒゲを含める、含めないで悩んでいるのは、日本人だけらしいのです。
ただし、多数決の意識が集まりづらい短期・超短期でのトレードにおいては、そもそも、ライントレードの効果が効きづらいために、その限りではありません。
『トレンドラインPro』では、もちろん、ヒゲを含めたラインを描画しますので、各々の時間足で比べても、同じ基準でのライン描画を行います。
安心して、ご活用いただければ幸いです。
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